栄養が“吸収されない”体には理由がある

「食べても太れない」
「頑張って栄養を摂っているのに、体重は増えないし、バストもヒップもふっくらしない」
そんな悩みを抱えていませんか?
そして気づけば、こんなふうに自分に言い聞かせていませんか?
「私、胃腸が弱いから仕方ない…」
ネットで調べても、
「内科に行って薬で治療を」とか「胃腸の不調を改善しましょう」といった情報ばかり。
確かに、深刻な病気の可能性もゼロではありません。
だから一度は病院での診断を受けることも大切です。
でも、検査しても「異常なし」。
それなのに太れない、女性らしいラインが作れない。
そう感じているなら、根本的な原因は“胃腸”ではなく、“ある意外な場所”にあるかもしれません。
胃腸の問題ではなく「口の機能低下」が痩せ体質の原因かも
あなたが思っている胃腸の弱さ。
実は、胃や腸が本当に悪いのではなく、口の使い方・動かし方に問題があることが多いのです。
とくに痩せ型で悩んでいる女性の多くがこうした特徴を持っています。
-
朝食を抜いてしまう
-
食べる量が少なく、早食い
-
噛む回数が極端に少ない
-
アゴや舌の動きが悪い、少ない
私たちの体は、食べ物をただ“胃に流し込む”だけで栄養を吸収するのではありません。
最初のステップである「口」が正しく機能していないと、胃腸は準備不足のまま働くことになり、消化も吸収もスムーズにいかないのです。
口を使わないと胃腸も動き出さない
食べ物を口に入れ、アゴでよく噛む。
それによって唾液が分泌され、舌が動き、胃へ送る準備が始まります。
この一連の“口の働き”が、実は体重アップや女性らしい体づくりのスタート地点なのです。
でも、現代の食生活では柔らかいものをサッと食べることが多く、アゴをしっかり動かす習慣が失われています。
その結果、唾液の分泌が減り、消化酵素が働かず、胃や腸に負担がかかり、栄養を吸収しにくくなるのです。
これはちょうど、筋トレをせずにプロテインだけ飲んで筋肉をつけようとしているのと同じ。
本来の機能が使われていなければ、いくら栄養を摂っても体には残らないのです。
3つの行動で口から体質を変える
「口を使うって、具体的に何をすればいいの?」
そう思った方に、すぐに始められる3つのステップをお伝えします。
① 朝食を抜かない
朝は代謝のスイッチを入れる大切な時間。
バナナ1本でも、ゆで卵でもOK。アゴを動かす習慣をつけることが第一歩です。
② ひと口30回を目指して噛む
これは前回の投稿でもお伝えしましたね。
噛むことで唾液が出て消化がスムーズになるので、いきなり30回は難しくても「今より+10回」を目標にしてみましょう。
③ 舌とアゴの体操
その名も"あによべ体操"。
これはさとう式リンパケアの中でやられている体操で、「あ・に・よ・べ」とできるだけアゴと舌を動かすだけでも口周りの筋肉が活性化されます。
これだけで「唾液が出やすくなった」「食後のムカつきが減った」といった変化を実感する方も多くいます。
バストアップ・ヒップアップも吸収力がカギ
痩せ型の女性が体を変えたいと思ったとき、まず考えるのは「何を食べるか」「何を飲むか」ですよね。
でも、その前に重要なのは、“体が栄養を受け取れる状態になっているか”です。
せっかく良い栄養を摂っても、体が吸収できなければ意味がありません。
ふっくらとしたバストやヒップを育てるためには、筋肉や脂肪を増やす必要があります。
そのためには、栄養が届く胃腸と、それを動かす口の働きが整っていることが前提条件なのです。
あなたの体はまだ本気を出していないだけ
「痩せているのは体質だから」と、あきらめかけていませんか?
「何をしても変わらない」と思い込んでいませんか?
でも本当は、あなたの体は変わる力を持っています。
ただ、そのスイッチが“まだ押されていない”だけかもしれません。
アゴを動かす。
舌を使う。
唾液を分泌する。
それだけで、あなたの胃腸は目覚め、栄養をしっかり取り込めるようになり、体が変わりはじめます。
今日から、ぜひ「口を整える」という意識を持ってみてください。
あなたの未来は「ひと口目」から変わり始める
痩せ型を卒業し、女性らしいカラダを手に入れたいあなたへ。
あなたが変わる最初の一歩は、
高価なサプリメントでも、難しい運動でもありません。
それは、“ひと口をよく噛むこと”から。
小さな変化が、やがて大きな結果になります。
あなたの体は、あなたが信じてあげるだけで、まだまだ変わります。
さあ、次の食事から“本当のあなたづくり”を始めてみませんか?