背骨のS字カーブを理解しよう!

あなたは”姿勢を正す”ってどういうイメージがありますか?
「胸を張って背すじを伸ばして立ちましょう!」
と、昔からよく言われてるのでそうイメージするはず。
バストアップをするにしても姿勢は重要です。
「姿勢が悪いからバストアップができないんだ」
と思うと、肩を後ろに引き肩甲骨を寄せて良い姿勢を作ろうとする人もいます。
ただ、綺麗な姿勢には見えますが残念ながらそれは良くない姿勢ですよ!
人の背骨はS字カーブになっていて、肩甲骨ら辺の背骨は、どんな人でも後ろへのカーブになってます。
そして、胸の内側の部分(肋骨の内側)は胸腔(きょうくう)と呼ばれてます。
解剖学的な本来の姿勢に照らし合わせると、
「肩甲骨を寄せましょう!」
「肩を後ろに引いて胸を前に出しましょう!」
というのは本来の姿勢ではないということがわかります。
もちろん、おもいきり猫背のような姿勢はダメですが綺麗な姿勢と良い姿勢は全く違いますからね!
姿勢を改善をしようとして、背すじを伸ばして肩を後ろに引いたり、肩甲骨を寄せる、などのエクササイズはやってきてるはずです。
その際にバストアップしてるように見えますが、実際は胸を前に突き出してるだけですからね。
前に突き出したバストと、トップの位置が変わって膨らみのあるバストではどちらが良いかと聞かれたら、きっとあなたも後者を選ぶはずです。
胸腔が潰れたまま姿勢改善のエクササイズを行っても胸腔は潰れたままなので、まずは筋肉を緩めて胸腔を作り、そしてトレーニングをして筋肉を使ったのであればまた筋肉を緩ませ胸腔を整えていく。
だからこそ、前に突き出したバストではなく、トップの位置が変わり膨らみのあるバストを作ることができるんですよ。
猫背改善のエクササイズなども同じようなことが言えます。
猫背の姿勢から姿勢を直せばバストアップしているように見えます。
“バストアップしているように見える”ですからね。
猫背を改善してバストアップしたというより、バストがその人の本来の位置に戻っただけなんです。
試してみればわかるので、わざと猫背になってみましょう。
猫背の姿勢と、良い姿勢を比べてみてください。
当然バストの位置は変わります。
では、良い姿勢になってバストが元の位置に戻ったら、もうそれ以上バストアップはできないのかというと、これもできてしまうんです。
トレーニングも必要ですが、胸のトレーニングをやり過ぎると胸の筋肉が硬くなり肩こりになる可能性もあります。
「硬くなるならマッサージ」
と思われるかもしれませんが、果たして本当に効果的かつ効率的なのだろうか
ワキの所をグリグリ押したりするリンパマッサージ、あれは正直おすすめしません。
グリグリ押したり揉んだりすると、細胞や組織は破壊されてしまいます。
押したり揉んだりしてなぜバストアップするのかを理論的に言ってる人はほとんどいません。
あれは大抵の場合、リンパ液がそこで滞留しているだけなんです。
最初でもお伝えしたように、肩を後ろに引き肩甲骨を寄せて、胸を前に押し出すようにすると胸の位置は少し前に出るので、バストアップしているように見えるのです。
でもこのマッサージも、“バストアップしているように見える”、ですからね。
それに肩甲骨を寄せたりすると、今度は背中側の筋肉が疲れるだけですよ。
本当のバストアップはそんな窮屈な姿勢はしないです。
猫背を改善するのは必要ですが、あくまで猫背改善エクササイズなどはバストがその人の本来の位置に戻っただけ。
バストが本来の位置に戻ってそこからさらに膨らみを作るには、他のことも必要なんですよ!