冷え性の改善の為に、「血流を良くしましょう！」ってよく言われますよね。

必死にマッサージをしている人もいるでしょう。

でも、一時的に温かくなっているだけですよね？


その原因はタイトルの通り、血流を良くしても冷え性は改善されないんです。

なぜなら冷え性の原因は単純に血流が悪いだけとは限らないからです。


まずは体が熱を生み出す要素として、

■基礎代謝
■筋活動
■ホルモンの調整

などが挙げられます。

基礎代謝量が低いと、エネルギーを生産する量も少なくなり熱を生み出す割合も低くなります。

筋活動も体を動かさなければ、熱を生み出す割合も低いままです。

ホルモンの調整は、神経系や内分泌系の調整によって体温が制御されているので、神経系や内分泌系の機能が低下していると熱を生み出す割は低いままです。

これらも一応冷え性の原因のひとつです。


もっと根本的な所を見ていくと、血流を改善しても冷え性が改善されない原因は、酸素不足、たんぱく質・鉄分・水分の不足、リンパ液の循環が悪い、が考えられます。


熱を生み出す要素に欠かせないのが酸素です。

この酸素は、細胞内にあるミトコンドリアという所で使われる際に熱を生み出します。

なので呼吸が浅かったりすると酸素の供給量が少なくなり、結果として熱を生み出す割合が低くなります。


もうひとつは、そもそも血液を作る材料が少ない場合があります。

血液の中に含まれている赤血球(ヘモグロビン)はたんぱく質と鉄分で構成されています。

赤血球は肺から酸素を受け取り、血管の中で酸素を運搬する配達員です。

たんぱく質と鉄分の摂取が少ない場合、もしかしたら赤血球の割合も少ないかもしれません。

そして血液の約50%は水分なので、水分が足りない場合も考えられます。


最後はリンパ液の循環が悪いという事ですが、酸素もヘモグロビンも水分もじゅうぶんにあるという状態でも、リンパ液の流れが悪いと最終的に細胞内に酸素が行き渡りません。


なので上記を考慮すると、タイトルの通り血流を良くしても冷え性は改善されないんです。

では、どうすれば冷え性は改善されるのか？

それはさとう式リンパケアを行えば冷え性は改善されます。

完全に改善するかどうかは、熱を生み出す要素と根本的な部分にもよります。

やらないよりはかなりマシです。


ではまた。